ドバイ起業・完全ガイド⑤現地弁護士が法律での注意点を解説「パートナー探しは慎重に」

進出コンサルとの問題、経験不足の弁護士とは?

経験不足の進出コンサルとの軋轢、適切なライセンスの取得、現地人パートナー選びなど、さまざまな問題が起こりうる会社設立。UAE進出の際に注意すべき法律面を日本人弁護士の森下真生氏(西村あさひ法律事務所 / Afridi & Angell)に解説してもらった。

森下真生(西村あさひ法律事務所 / Afridi & Angell)

手数料、取られすぎていない?

ドバイに会社を設立する際、進出コンサルに依頼するケースが一般的だが、当地に来たばかりの経験の浅いコンサルタントも多く、会社設立や運営に必要な法律、実務の知見を必ずしも有していないことに注意が必要。会社を設立したものの、実際には適切な事業ライセンスが具備されていないケースも多い。

また、コンサルタントが設立時のみならず、ライセンス更新時にも手数料を要求するケースがあるが、ドバイでの会社設立やライセンス更新は容易であり、コンサルタントを通さなければできないものではないことは知っておくべきだろう。

パートナー探しは慎重に!

現地の裕福な有力者を紹介されるとビジネスがスケールする気がしてしまうが、ドバイであっても現地有力者がパートナーになったというだけで、必ずしもビジネスが軌道に乗るというものではない。ビジネス支援を前提に、現地人に対し、高額な支払いをしたものの、実際には期待したほどの成果が得られないこともある。あくまでも単に現地人であり、過度に信頼すべきではなく、通常のビジネスパートナー同様、慎重に相手を選ぶ必要がある。

経験不足の弁護士は避けるべき

外国人が9割というドバイならではの事情かもしれないが、UAEでは“テンポラリー”の弁護士が多い。例えば、3年だけドバイにいて、その後は他の英語圏の国で働くといったケースで、経験はあってもUAEの法律や実務の知見が足りない弁護士も多く存在する。具体的には、助言の根拠となる判例や学説の発展が乏しいといったこと。法律上のルールと実務に乖離が見られるUAEでは、弁護士の助言の質は、UAEでの経験が決めると言っても過言ではない。

弁護士に依頼する際には、UAEでの経験が豊富な弁護士を起用するのが望ましい。ちなみに森下弁護士が所属するAfridi & Angellは約50年に渡り、UAEに根ざして活動し、UAEで数十年の経験を有する弁護士も多い。

今回は、ドバイ起業時に起こりうる法律面での注意点について解説した。Gates of Dubai Vol. 3では「ドバイ起業・完全ガイド」を特集。法人登記から銀行口座開設、オフィス探しのポイントや法律・会計の注意点、ドバイ起業“あるある”まで充実の内容となっている。下記より閲覧可能。

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No. 1 「ベストシーズン」特集。砂漠でのキャンプやデザートサファリ、熱気球フライト、夜景を堪能できる水上ビュッフェなど5つの上質な体験を紹介 / 安倍昭恵さんインタビュー〜首相夫人としてUAEに訪問。王族、学生、現地邦人と交流を深める

No. 2 「フリーゾーン」特集。ドバイ進出を考える上で最重要キーワードとなるフリーゾーンを掘り下げ、メリット・デメリットやフリーゾーンマップ、フリーゾーン“あるある”など重要な情報を網羅 / 駐アラブ首長国連邦 磯俣昭男 特命全権大使インタビュー〜官民にわたるUAEと日本両国の交流を主導。就任3年目を迎えた大使

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