ドバイのペット事情〜オーナーインタビュー、クリニック、ペットショップなど

24時間体制のペットクリニックから、散歩に最適なペットフレンドリーなエリアまでペットオーナーにとってドバイは充実した環境が整っています。オーナーのリアルな声を紹介し、有名なペットケアショップもクローズアップ。ドバイでペットと最高の暮らしを楽しむためのヒントが詰まった内容をお届けします。
※【ドバイでペットを飼う際の注意点】あらゆるペットは毎年ワクチン接種を受け、マイクロチップを埋め込み、ドバイ市に登録する必要がある。特に、狂犬病のワクチンは重要であり、ワクチン接種を受けると、クリニックから情報がドバイ市に送られ、接種完了の証明となる番号が付いたタグがペットオーナーに付与される。
オーナーに聞くドバイのペット事情

ドバイでペットを飼われているオーナー・mikusaysonさんのインタビューを紹介。2021年にドバイに移住した彼女は、奇跡的な出会いを経て、ボーダーコリーの“エイス”を飼うことを決意(詳細はブログで発信中)。ドバイのペット事情からお役立ち情報などを聞いた。
--ドバイでのペット飼育で大変なことは
夏の暑さですね。特に6月から9月にかけては朝晩の散歩も大変です。早朝6時台や夜遅くに行っても湿度が高く、正直不快です。冷蔵庫で冷やした水を持ち歩きながら散歩をしています。また、犬用のクールリングなどはドバイでは見つからないため、日本から取り寄せることもあります。
--ペットOKのエリアについてはどうですか
ドバイ・クリークハーバーはペットフレンドリーとされていますが、実際には犬が芝生に入ることを禁止されることもあります。ドバイヒルズは比較的リードなしでも散歩しやすい環境で、ペットを飼っている人には人気のエリアです。

--海外旅行のときはペットを連れていくのでしょうか
旅行の際には「My Second Home」というペットホテルを利用しています。広いドッグランがあり、カメラで犬の様子を確認できるので安心です。料金は1泊約300AED程度(約12,000円)ですが、長期利用の際にはチャージ式のプランもあります。
--ドバイのペットフレンドリー度についてはどう思いますか
意外にペット不可の場所が多い印象です。例えば、一部の公園やレストランでは犬の同伴が禁止されていることがよくあります。また、カフェではテラス席はOKだけど、店内はNGというところがほとんどですね。

--ルールやマナーについてはどうですか
公共の場で犬の排泄物を片づけない人も多いです。日本のように、オシッコに水をかける文化はなく、ドッグパークでも清掃が行き届いていないことがあるので、少し驚きました。
--ペットの医療についてはどうですか
ワクチン接種は必須で、毎年狂犬病、ケンネルコフ、DHPPI(ジステンパー、パルボウイルスなど)などの予防接種を受けています。ドバイの動物病院は選択肢が多く、予防医療もしっかりしている印象です。

ペットクリニック・Umm Suqeim Veterinary Centre

USVCは、24時間対応の総合獣医療施設。英国およびオーストラリアで資格を取得した獣医師と経験豊富な看護師チームが、個々のニーズに応じた世界レベルの医療と外科治療を提供する。犬、猫、うさぎがメインだが、ハムスター、モルモット、鳥なども診療対象。他の病院を何軒も回っても解決しなかったペットの飼い主が、最後に訪れることが多いという定評のあるUSVCを紹介する。
最新鋭の設備と高度な診断技術

USVCの最大の特徴は、ドバイで唯一16スライスのCTスキャナーを備えていること。詳細で正確な診断が可能となり、複雑な症例の治療計画を立てる際に大きな役割を果たす。加えて、ASAレーザー治療機器、超音波診断装置、デジタルX線装置を完備し、迅速かつ精密な診断が可能。最先端の手術設備を備え、一般的な外科手術から高度な整形外科手術、腫瘍摘出と回復に対応し、近々、体への負担が少ない内視鏡治療も導入予定。
24時間体制の救急・集中治療
ペットの急病やケガに対応するため、24時間体制で救急・集中治療を行っている。救急治療においては、専任の獣医師と看護師が緊急事態に備え、最も重篤な患者を優先的に治療する体制を整えている。酸素療法、輸血、静脈点滴などの高度な医療処置にも対応。

日常のケアと健康維持

ペットの健康を長期的に維持するための予防医療にも力を入れている。定期健康診断、ワクチン接種、歯科治療、寄生虫予防、栄養相談など総合的なケアを提供。歯科治療では最新のスケーリング機器を用い、歯周病や口腔内の感染症を未然に防ぐことができる。
柔軟な支払いオプション

治療費は柔軟な支払いオプションに対応。クレジットカードやデビットカードに加え、銀行振込、Tabbyを通じた分割払いなど、多様な方法が可能なので、突発的な医療でも安心。
トータルケアサービス

診療だけでなく、リハビリテーションやペットホテル、トリミングサービスも提供する。飼い主が旅行や出張などで不在の際、信頼できる環境でペットを預けることができるのは大きなメリット。

Umm Suqeim Veterinary Centre(USVC)
Villa 1138/1140, Al Wasl Rd., Umm Suqeim 2
Tel: 04-321-0799 / 04-348-3799
https://www.usvetcentre.com/
ペット用品店・Petzone UAE

Petzoneは、GCCで展開する最大手のペット用品チェーンであり、実店舗とオンラインストアの両方を運営。豊富なペット用品と専門スタッフによるアドバイス、トリミングやグルーミングなどのケアサービス、オンラインと連携した便利なショッピング体験を提供し、UAEのペットオーナーにとって不可欠な存在。各店舗にはペットに関する知識を持つ専門スタッフが常駐し、ペットの年齢や健康状態、ライフスタイルに合わせた最適なフードやケア用品の提案を行っている。
充実した商品ラインナップ


Petzoneの実店舗では、犬・猫・鳥・魚・爬虫類など小動物向けのペットフード、アクセサリー、ケア用品、トイレ用品、キャリーバッグ、ケージなど、多種多様な商品を取り扱う。また、ペット用ベッドやおもちゃ、リード、首輪、爪とぎなどのアクセサリー類も充実している。
ペットケアサービスの提供


Petzoneのすべての店舗で、グルーミングとトリミングのサービスを提供している。店内グルーミングに加え、移動式のモバイルグルーミングでは、自宅でのケアが可能。専門スタッフが、入浴、散髪、爪切り、耳掃除などを行い、ペットの衛生管理と健康維持をサポート。さらに皮膚のスペシャルトリートメントもあり、ペットの定期的かつ徹底したメンテナンスに対応する。また、ペットの引っ越しや水槽の設置とメンテナンスも行っている。
オンラインストアと連携した便利なサービス

実店舗だけでなくオンラインストアも充実しており、忙しいペットオーナーでも簡単に商品を注文できるようになっている。UAE国内・80AED以上の注文で無料配送を行っている。
コミュニティのつながりとSNS活用

Petzoneでは、ペット愛好家のコミュニティづくりにも力を入れている。Instagram(@petzoneuae)やFacebookでは、新商品やお得なキャンペーン情報を発信しているほか、ペットの飼い方や健康管理に関する情報も提供。「#Petzoneuae」のハッシュタグを使った投稿を奨励し、ペットオーナー同士の交流が生まれている。

Petzone Umm Suqeim
161 Umm Suqeim St - Al Quoz Industrial Area 3
Daily from 9:00 AM to 11:00 PM
+971-4-591-6311
https://petzone.com/uae/en/

不動産会社がおすすめするペットと暮らせる物件

海外からドバイに移住する人にとって気になるのが、ペットと暮らしやすいエリア。そこでドバイ不動産のスペシャリストとして、アペックス キャピタル リアルエステートの山崎さんにおすすめのエリアを解説してもらった。
ペット可の物件の基本ルール

ペット飼育可能な物件
ドバイでは、ホテルアパートメントを除く通常のレジデンスでペットの飼育が可能。ただし、各建物の管理規則によって異なるため、契約前に必ず確認が必要となる。
オーナーの許可が必要
賃貸物件の場合、オーナーの許可が必須。事前に「ペット飼育可」であることを確認し、契約時に書面で承諾を得るのがベスト。
ペット可物件の探し方
物件検索サイトで「ペット可」フィルターを使うよりも、通常のレジデンスを検索し、個別にオーナーへ確認する方が効率的。人気のペット可エリアでは、多くの物件がペットフレンドリーな環境を整えている。
管理会社への申請
各物件のビルディングマネジメント(管理会社)に対して、ペットの登録が必要なケースもある。例えば、猫や犬を飼っている場合、ペットの種類や大きさを報告することが求められ、申請の際、ワクチン接種証明書の提出を求められる場合がある。
ペットに適した物件
Dubai Hills

居住者専用のドッグパークがあり、アクセスカードを持つ住民のみ利用可能。緑地が多く、公園が整備されており、ペットの散歩にも適している。ペットショップ・クリニック・ペットホテルもあり、ペットフレンドリーな環境が整備。

HILLSEDGE (EMAAR) (2029年1月頃完成予定)
•1BR (65.7㎡~) From AED 1.84 milion / 約7,728万円~ •2BR (101.7㎡~) From AED 2.69 milion / 約1億1,298万円~
Expo City

サステナビリティをテーマにした新興エリアで、緑の多い環境が整備予定。ペット向けの施設も計画中で、今後さらに発展する可能性が高い。企業のオフィスも増えているため、仕事とペットライフの両立がしやすい環境。

Al Waha(2026年冬頃完成予定)
•1BR (63.5㎡~) From AED 1.7 milion / 約7,140万円~ •2BR (107.9㎡~) From AED 2.9 milion / 約1億2,180万円~
ダウンタウンからマリーナまでペットフレンドリースポット

Googleマップで「dog park」「cat cafe」などで検索すると、たいていのエリアでヒットする。ただし、一部のドッグパークは、すでに閉鎖というケースもあり、パブリックスペースは日々の情報更新が必要。また、リード必須、芝生への進入禁止などの細かい規定が常にアップデートされているため、そうしたルールを気にしながらペットライフを楽しんでもらいたい。








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