ドバイ移住完全マニュアル〜生活編。ビザ手続き、教育、食事、医療を詳細に解説

ドバイを知ることは、未来のライフスタイルを知ること。世界有数の税制優遇、安定した治安、国際色豊かな教育環境、最先端の医療インフラ。あらゆる快適な生活が約束されている。

本特集では、現地のエキスパートの声をもとに、ビザ取得の流れや教育、医療、ショッピングの実情を詳しく紹介する。ドバイを通じて、世界基準の暮らしを知り、新しい未来を描くための一歩を踏み出してほしい。

ドバイ移住までのビザなどの手続き

ビザなどのドバイ移住に際し、重要なのが基本的な手続き。不動産紹介事業を通じ、これまで数多くの移住サポートを行ってきたドリブンプロパティーズの紫織さんに話を聞いた。

スコレイ紫織(Driven Properties)

ーー実際に移住を決めた方は、どのような移住ステップになるのでしょうか?
 状況によって異なりますが、大まかには下記のようなステップになります。

【移住目的の明確化】
「なぜドバイに移住したいのか」をはっきりさせることが重要です。仕事なのか、投資なのか、教育なのか。それによって必要なビザの種類や住まいの選択が大きく変わります。

【日本での必要な手続き】
ドバイ移住に伴い、日本で必要な手続きが発生します。たとえば、日本の住民票を抜く、税金の精算、銀行口座の管理をどうするか、クレジットカードの海外対応の確認など。また、資産をお持ちの方は、出国税(国外転出時課税)を支払う必要がある場合があります。


【ビザの種類】
ドバイでは、滞在の目的に応じてさまざまなビザが用意されています。主なものは、ゴールデンビザ(約8,000万円の不動産購入などで取得可能)、投資家ビザ(会社設立など)、リモートワークビザ、フリーランスビザ、就労ビザ(企業に雇用される場合)など。

【銀行口座の開設】
ゴールデンビザや投資家ビザを持っていると口座開設が比較的スムーズですが、審査に時間がかかることがあります。事前に必要な書類を揃えておくと良いですね。

【健康診断とエミレーツIDの取得】
長期滞在ビザを取得するために健康診断が必要です。また、エミレーツID(ドバイの身分証明書)も取得しなければなりません。これらは移住後、すぐに行う必要があります。

ーー準備期間は、どれくらい前から始めるのが理想でしょうか
 お子様がいる場合、最低でも6ヵ月前から準備を始めることをおすすめします。学校選びが住居選びにも影響しますし、「住む場所を決める前に学校を決める」という流れになることも多いです。

ーー顧客は個人と法人、どちらが多いのですか?
 約8割は個人の方ですが、法人のお客様も増えています。特に、日本で開催するセミナーには、ドバイ進出を検討する企業の経営者や担当者が多く参加されます。職業別で多いのは医師や弁護士などの専門職の方々。企業の経営者や投資家も多く、彼らはまず不動産投資を目的にドバイに関心を持ち、その後「住んでみたい」という気持ちになり、移住を決意することが多いです。


ーー最近の移住トレンドを教えてください。
 仮想通貨やWeb3関連のビジネスをしている方の移住が増えています。特にシンガポール在住者がドバイに移住するケースが増えています。日系企業もドバイ不動産市場への投資を加速しており、今後さらに注目されるエリアになっていくと思います。

インターがベスト? 教育コンサルが解説するドバイの学校選び

現地の学校選びは、子どもの将来を左右する重要な決断。国際的な教育に関わり30年、UAEで教育コンサルタントとして多くの子女のサポートをしてきたFuture Bridge Education(FBE)CEOの石黒氏に学校選びのポイントや学費などドバイの教育事情を解説してもらった。

学校選びのプロセス

ドバイでインターナショナルスクール(以下インター)を探す際、まずは考慮すべき点を事前にヒアリングします。例えば、UAEでの滞在予定期間、お子さんの学年(日本での受験の可能性)、英語力、大学進学の方向性(日本国内か海外か)。そうした状況を加味し、最初は日本人学校に通い、ドバイの環境に慣れ、英語力を身につけた後にインターへ転入する方もいらっしゃいます。

学校を選ぶ際のポイント

インターを選ぶ際、以下の観点から検討することが大切です。

1. カリキュラム アメリカ式は日本の教育システムに比較的近く、柔軟な学習スタイルを採用しているのが特徴。イギリス式は厳格な評価制度があり、GCSEやAレベルの資格試験を受ける必要があります。日本でも人気のIBは世界で認知された国際的な教育プログラムで、日本を含む多くの国で大学進学に有利とされています。

2. 英語サポートの有無 英語を母国語としない生徒向けにEALやESLといったサポートクラスを提供する学校もあります。英語力が不安な場合は出願前に確認するとよいでしょう。

3. 生徒の多様性 ドバイに住む人々の多様性に沿って、インターに通う生徒たちも多文化から構成されていますが、偏りがある場合もあります。可能な限り、多国籍な環境で学べる学校を選ぶことで、より国際的な視野を養うことができます。

学校選びの開始時期

近年のドバイの人口増加にともない、多くの学校で学年によってはウェイティングリストが発生しているケースが少なくありません。そのため、早めの準備が不可欠。英語力の高い生徒が優先される場合もあるため、スムーズな入学のためには事前の対策が必須です。海外から出願する場合、オンライン面接や英語を話す様子を撮影した動画の提出を求める学校もあります。

一般的な学費

ドバイのインターの学費は一般的に高額ですが、幅があることも事実です。年間のおおよその学費は下記の通りです(※すべての学校を網羅しているわけではない)。
※1AED=39.17円(2025年4月25日)

お子さんに合った学校を予算内で見つけるのは難しいことがありますが、FBEではそのお手伝いをします。インターでの経験は、学業のみならず長期的な視点で、人間的成長をもたらすことでしょう。

石黒純子(FBE CEO and Academic Director)

英国で博士号(PhD)取得後、大学で教鞭をとる。2016年、教育コンサルタント会社・FBEを設立。海外・UAE内留学、日本の大学進学サポート、ドバイでの学校探し、教育カウンセリングなどのサービスを提供。イギリス、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、マレーシア、韓国など300を超える教育機関と提携。

Future Bridge Education
https://futurebridgeeducation.com/(※日本語サイトメンテナンス中)
info@futurebridgeeducation.com

日本食を扱うお店からお酒が買えるECなど食事事情

移住先で気になるのは、食事が合うかどうか。その点、先進都市のドバイではあらゆる食材が購入可能であり、衛生管理も厳格のため、日本とさほど変わらない環境で食事を楽しむことができる(お酒や価格の問題は除く)。ここでは、日本食を扱うお店やオンラインショップを紹介する。

Japanese Food Shop

1004 Gourmet

韓国系ながら日本食材も充実。ドバイでは珍しい牛肉の薄切り、豚肉を扱っている。支店が複数あり、いずれも駐車しやすいのがポイント。

GOURMET-YA

DIFCにあり、冷凍刺身の種類が豊富で、目当てに通う奥様も多数。空港への配送も受け付けているので、出張者の利用者も多い。オンラインショップも定評

DEANS FUJIYA

日系食材だけじゃなく、日本の食器や調理器具も扱っている。店舗スペースが広いので、豊富な品揃えが人気。ノンハラル製品も扱っている

Online Shop

Summit

https://summitwebstore.com/ オンラインショップの日本食材であれば圧倒的な価格の安さを実現し、商品ラインナップも魅力。日本産豚肉のミンチも販売 

TKI WAGYU TRADING

https://tki-wagyu.shop/ 日本のブランド牛・黒樺牛を使ったミンチパテ、牛丼、カレー、餃子からマグロやサーモンなどの魚介も扱う。レストランからのオーダーも受付可能

Centaurus International

https://centaurusint.net/ アルコールが安価でオーダーできるオンラインショップ。ドバイなら翌日配送というスピード感がうれしい。アプリも非常に使いやすい

General Supermarket

電化製品からキャンプ道具、食品まであらゆる製品を取り扱うCarrefour。迷ったらここに来れば間違いない

SpinneysやCarrefour、Lulu Hypermarket、Union Coopなどのスーパーマーケットはたいていどこのエリアにもあり、一般的な買い物なら何も問題なし。街中の小さなグローサリーでも商品が充実しているため、買い物に困ることはないだろう。UAEは衛生基準が非常に厳格なので、賞味期限切れの製品を買ってしまうといったこともない。

日本語が通じるクリニックほかドバイの医療事情

ドバイは、世界でもトップレベルの医療体制を誇る都市であり、移住者にとっても安心できる環境が整う。しかし、日本とは異なる保険制度や仕組みがあるため、事前に知識を持っておいてもらいたい。

ドバイ市内の主要な私立病院

ドバイの移住者は、私立病院を利用するのが一般的。私立病院は最新の医療機器を備え、国際水準の医療を提供しており、医師の多くが欧米諸国での経験を持っている。

【大手有名病院】
American Hospital Dubai、Mediclinic City Hospital、Saudi German Hospital

予約が必須。基本的に、事前予約をして診察を受ける形になる。緊急時以外はウォークインでの診察は難しいことが多い。病院内では、基本英語がメインで使われる。

ドバイはやはり高額? 医療費の相場

ドバイの医療施設が多く集まるヘルスケアシティ

医療費は高額になりやすいため、健康保険の加入が必須。以下は一般的な医療費の目安。

<ある私立病院での医療費例>
•一般診察(GP受診) 400~600AED
•専門医受診(Dermatology, Cardiologyなど) 600~1,500AED
•血液検査(基本項目) 500~1,200AED
•入院1泊(私立病院) 3,000~10,000AED

救急の場合でも費用が発生するため、医療保険のカバー範囲を事前に確認することが重要。処方薬も高額になることがあり、特に海外ブランドの薬は日本よりも割高。

加入がマスト。ドバイの健康保険

ドバイでは、外国人居住者には医療保険の加入が義務付けられている。通常、会社が健康保険を提供するが、プランによってカバー範囲が違うため、確認することが大切。会社の保険が不十分な場合は、自分で追加の保険を手配する必要がある。ちなみに家族の健康保険も会社が提供するのが一般的。

【会社が提供する健康保険】
•雇用主が健康保険を負担する義務あり → ほとんどの企業は、従業員に最低限の医療保険を提供
•Basic Plan:診療所や指定病院のみ(高額な私立病院は対象外)
•Premium Plan:主要な私立病院も対象になり、救急対応や入院もカバー

心強い存在。ドバイの日系クリニック

多種の医療を提供するアメリカンウェルネスセンターには、薬局も入っている

ドバイには日系クリニックがあり、日本語での対応が可能。病状を的確に伝えることができる点や、提携病院を紹介してもらえるメリットがある。

1.日本語での診察が可能
•英語やアラビア語での診察に不安がある場合、細かいニュアンスをしっかり伝えられる。
2.提携病院を紹介してもらえる
•必要に応じて、高水準な私立病院を紹介し、予約のサポートも可能。
3.保険適用の確認や手続きのサポート
•保険の適用範囲や、どの病院で保険が使えるかの確認を手伝ってくれる。

リニューアルオープンしたさくらクリニックでは、最新の医療器具を導入し、最先端医療を提供

日本人医師と日本語対応スタッフが常勤するAmerican Wellness Center

日本人の小柳医師(左から2番目)、是木医師(左から3番目)、福田医師(右から3番目)が在籍。日本語を話すスタッフが常勤している

ドバイ・ヘルスケア・シティにあるアメリカンウェルネスセンターは、日本人の医師が3名(福田医師、小柳医師、是木医師)在籍し、日本語での診察が可能。内科・精神科・産婦人科・整形外科・リハビリ科など多岐にわたる専門医が揃い、ワンストップで高度な医療サービスを受けることができる。

マルチスペシャリティ・クリニックとして、患者一人ひとりの症状に応じた最適な治療を提供する体制を整えている同院。専門医同士の連携がスムーズに行われ、必要に応じて他の科への紹介や、院外の高度な専門機関への紹介も可能。メンタルからフィジカルまであらゆる病状に対し、安心のサポートを提供してくれるため、海外生活に欠かせない心の拠り所となっている。

内科医の福田医師は、パリや上海などで邦人医療に関わってきた経歴を持ち、海外医療の知見が豊富。健康診断も受けることができ、ワクチン接種にも対応している
薬では効果が出にくいうつ病患者のための、体に負担の少ないTMS療法を受けることが可能。米国FDAの認可済み。治療後はすぐに普段の生活に戻れるのが特徴

https://www.americanwellnesscenter.ae/
jp.info@americanwellnesscenter.ae
+971-55-918-9701 (通話およびWhatAppメッセージ対応可)
AL Faris Building. 39, Ground Floor, Dubai Healthcare City

ドバイで唯一の日本人経営・総合クリニック SAKURA Medical and Dental Clinic

すべての診療を日本語で可能。症状の詳細なニュアンスも正確に伝えられ、日本の医療基準に基づいた診察が受けられるため、駐在員や家族にとって頼れる医療機関となっている

ドバイ初の日本人経営クリニックとして開院してから13年。2025年に循環器内科の専門医である永野雅英医師を院長に迎え、新たに循環器内科を開設し、診療科目を拡充。心疾患の診療体制を強化し、より高度な医療を提供するさくらメディカル・アンド・デンタルクリニック。また、歯科診療においても、最新鋭の歯科用CT(CBCT)を導入し、精密な診断を実現。インプラントや矯正歯科などの専門治療を強化した。

また、予約から治療まですべてを日本語で行うことができ、日系大手の保険会社、日本の海外旅行保険とも提携しているため、キャッシュレス診療が可能。高い医療技術に加え、支払いも安心して行うことができる信頼の医療施設として、絶対的な存在感を確立している。

歯科は、是木医師(写真)と山崎医師の日本人2名体制に加え、矯正やインプラントの専門医などが所属する充実の体制を誇る
ドバイ唯一の日本人循環器内科専門医である永野医師が在籍し、高血圧や動脈硬化、狭心症、心不全などの治療を日本語で受けることが可能

ja.sakura-mdc.com
info@sakura-mdc.com
+971-52-219-6048 (WhatsApp) / +971-4-445-2875
Room 4005, Block B, Building No.64 Al-Razi, Dubai Healthcare City

<関連記事>
ドバイ不動産の現状を網羅。トレンド、リスク、価格帯、購入方法、不動産仲介会社も紹介

Gates Dubaiの広告
ドバイでビジネスを拡大!

日本でもビジネスを周知

お問い合わせ







    ご用件必須

    お名前必須

    会社名

    ウェブサイトURL

    ご住所

    電話番号

    メールアドレス必須

    サイトを知ったきっかけ

    お問合せ内容必須

    プライバシーポリシーに同意する
    ※IPアドレスを記録させていただきます
    ※お問い合わせいただいた方には、ドバイの最新ニュースメール(無料)をお届けします(解約自由)