ドバイに本格シンガポール・マレー料理。「Harummanis Dubai」がオープン

素朴さと現代的デザインを融合させた温かみある空間で、シンガポール・マレー文化の精神と伝統を感じる料理を囲み、皆で分かち合う時間を演出

Discovering Dubai's Finest Spot Vol. 15 ハルマニス・ドバイ。ドバイが誇る豪華な魅力。最高のひとときを約束するラグジュアリーホテル、エキサイティングなエンタメ施設、世界をリードする美食ほか注目のスポットを紹介します。

昨年12月、ドバイのジュメイラ地区に、シンガポール・マレー料理をテーマとしたレストラン「Harummanis Dubai」がオープン。ミシュラン一つ星シェフのアクマル氏にとって初の海外展開であり、彼の原点であるホーカー文化(シンガポールの伝統屋台)への敬意を表している

アクマル氏はドバイの11 Woodfire、3Filsをはじめ、ニューヨークの53やシャルジャのMaviaなど、世界各地で革新的なダイニングを展開。UAEとニューヨークで計6店舗を監修

ドバイのダイニング界で異彩を放つアクマル氏は、3Fils(MENA World’s 50 Best #5)やドバイの11Woodfire(ミシュラン一つ星)といった人気店を手がけた後、シンガポールのカンポングラム地区にHarummanisを開店。

アクマル氏の母親のサンバル(マレー料理に用いられる辛味調味料)が随所に使用され、家族の味を感じさせる料理の数々

Harummanis Dubaiのメニューは、伝統的なシンガポール・マレー料理に現代的なひねりを加えたもの。どれも伝統を尊重しつつ独創的なアレンジが光っている。

アクマル氏は幼少期から家族の料理店を手伝い、ホーカーセンター(屋台街)の豊かな文化の中で料理への情熱を育んだ。グローバルな舞台で活躍する彼にとって、シンガポール・マレー料理は誇りであり、世界に紹介したい文化でもある。

店舗デザインは、彼の叔父であり著名な食文化史家ヒル・ジョハリ氏の著書からインスピレーションを得ている落ち着いた内装

彼は「シンガポール・マレー料理は世界でまだ十分に知られていない深い魅力がある。この店でその魅力を発信し、ホーカーの原点を忘れずに挑戦を続けたい」と語る。ドバイの食文化に新たな一石を投じることだろう。


<Contact>
Address: Al Wasl 51, Jumeirah 1, Dubai
Open: Mon 18:00 - 23:00 / Tue - Sun 12:00 - 23:00
Instagram:  @harummanis.51
Tel: +971 56 536 1674 Email: info@harummanissg.com

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