ドバイで出会う中米の味と温もり。「Girl & the Goose」の美食体験

伝統と革新を高次元で融合させた南米料理の数々。料理のみならず、シェフが選び抜いた“サパークラブ・セレクション”のワインなど、食とのペアリングにも余念がない

Discovering Dubai's Finest Spot Vol. 13 ガール & ザ・グース。ドバイが誇る豪華な魅力。最高のひとときを約束するラグジュアリーホテル、エキサイティングなエンタメ施設、世界をリードする美食ほか注目のスポットを紹介します。

中米7ヵ国の豊かな食文化を味わえる、アナンタラ・ダウンタウン・ドバイ・ホテル内に誕生した「Girl & the Goose」。店内はどこか懐かしく、そして心が解きほぐされる空間。内装のすべてが中米の伝統的な建築要素とスペイン植民地時代の影響を調和させ、訪れる人々を五感で“旅”へと誘う。

ニカラグア出身の注目シェフ、ガブリエラ・シェフ氏。中米料理という世界的には珍しいジャンルながらも、ドバイで異彩を放ち、話題を集めてきた

この店を率いるガブリエラ・チャモロ氏は、2019年から24年までに5,000人以上を迎えた伝説の「ホーム・サパークラブ」のヘッドシェフ。中米諸国の料理を、彼女自身の旅と経験を通して再構築したメニューは、いずれも目を見張りものばかり。

「中米料理はメキシコ料理と混同されがちですが、それぞれに個性豊かな伝統があり、その魅力を伝えたかった」というシェフの言葉通り、一皿一皿に発見がある

ニカラグアのパステリートやエルサルバドルのププサ、コスタリカのタコスなど、ストリートフードの魅力を洗練された一皿に昇華。メインには、アチョーテミソで風味付けしたシーバスや、ポットで供されるショートリブなど、伝統と革新が見事に融合している。

ポルトガル人アーティストのアナ・ディカストロと、バルセロナを拠点に活動するコスタリカ出身のデザイナー、エマヌエル・カルバロが手掛けた空間は、アートと文化の融合

注目すべきは、オープンキッチンの臨場感。シェフ自らがキッチンカウンター越しにゲストと会話を交わしながら調理する様子は、まるで自宅のダイニングでホストに招かれているかのような温もりを感じさせる。

「Girl & the Goose」は、味覚を通じて人と人を繋ぐ、心温まる中米の体験。ドバイで新たな“故郷”を見つけたい人に、ぜひ訪れてほしい。

<Contact>
Address: Anantara Downtown Dubai Hotel, Business Bay, Dubai 71847
URL: https://girlandthegoose.com/
Instagram:  @girl.and.the.goose
Tel: +971 4 575 3760 / +971 0589629165

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