ドバイの不明瞭なルールや慣習を専門家が解説「レストランの衛生基準とは?①」

What's Dubai?〜ドバイの不明瞭なルールや慣習を解説〜 Vol. 5「レストランの衛生基準とは?①」

ドバイのレストラン運営における衛生基準や規制は、HACCP(国際的な衛生管理方法)に基づいた最新の基準となっています。ちなみに日本は食中毒などが発生しない限り、多少の不衛生であっても営業が続けられるため、実際はドバイの方が厳しいです。

従業員の雇用に際しても、エミレーツID発行前に衛生管理を含む研修や健康診断が義務づけられ、雇用コストも日本と比較して高額となります。各店舗には衛生責任者が義務づけられ、ペーパーでの試験が課されます。こちらは英語での受験が可能。

ドバイの衛生検査については、抜き打ちで行われ、ランクづけによっては営業停止になるリスクも。チェックポイントで言うと、壁や天井の亀裂、冷蔵庫のドアゴムの亀裂、ゴミ箱のペダルの破損なども減点対象です。ゴムの亀裂は冷蔵庫としての機能に問題がなくても修繕しなければならないので、そうした費用もかかります。

小林恒平(Manager / Head Chef, KIMURA-YA)

レストランのランクはAからEまでつけられ、ランクに応じて検査の頻度も変わります。例えば、Aランクの店舗は年1回で済む一方、BとCランクは半年に1回以上の検査が行われ、DとEは改善されなければ営業停止やライセンスの取り消しです。罰金も違反箇所に応じて発生します。ちなみにマリーナの木村屋は、Aを獲得しているので皆さん安心してご来店ください。

※ドバイの不明瞭なルールや慣習を専門家が解説「レストランの衛生基準とは?②」

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