「国語の攻略法～解答根拠を探す～」早稲田アカデミー・ロンドン校の教育コラム

ロンドン発！ドバイ受験対策紀行 Vol. 2 国語の攻略法～解答根拠を探す～。首都圏に約200校校舎を展開している進学塾・早稲田アカデミーのロンドン校がお届けする教育コラム。中高受験を想定した“きっとタメになる”内容を紹介します。

みなさんは「宝探しゲーム」をしたことがあるでしょうか。一方が宝を隠し、もう一方が隠された宝を見つけ出すというゲームです。仮に、庭で「宝探しゲーム」をして、みなさんは宝を見つけ出す役だとしましょう。では、どうやって宝を見つけますか？ ところかまわず土を掘り起こしますか？ 体に傷がつくのもいとわず草をかき分けますか？

ヒントがなければ闇雲に探すしかありません。逆に、宝のイメージが明確であればあるほど宝を見つけやすくなります。物を探す際の頭の働かせ方は、文中から根拠を探す働かせ方と実は同じなのです。

常にヒントは文中に隠れている

国語は課題文を読み、用意された設問を見て根拠を文中から探していく作業です。その時に解答根拠を探すためのヒントを得られるか？ これが一番重要です。例えば「『リンゴのような頬』とありますが、どういうことですか？」という問題があったとします。国語が苦手な子は、設問を見てすぐ文章に移ってしまう。つまり、ノーヒントで宝（根拠）を探し始めます。

しかし、国語が得意な子は違います。「“どういうこと”だから言い換え。『りんごのような』ってことは比喩だから、ここを言い換えればいいのか！」など、課題文から何を探せば良いか整理しながら解いているのです。

解答根拠を探すというのは、広大な土地の中に隠されている一つの果実を探すようなもの。そのためのヒントをいかに多く得るか。この繊細な作業をどの土地（課題文）でも行うことが必要です。問われていることを正しく理解し、宝（根拠）を探せるようになりたいですね！

london@waseda-academy.com （担当・下青木）
https://www.waseda-ac.co.jp/abroad/school/london.html