ドバイには日系企業がどれくらい進出している!? 現地にユニクロはある?
ドバイには多くの日系企業が進出しており、2022年10月時点で346拠点が存在する(JETRO調べ)。すでに大手のほとんどが進出しているイメージだが、今後も多くの企業がドバイに進出すると見込まれている。
ドバイに進出している日系企業とは?
税制のメリットやアフリカ進出の足がかりとして、世界的に注目を集めているドバイだが、すでに数多くの日系企業が進出。2022年10月1日時点で、ドバイには日系企業の事業所が346拠点も存在するとされている(JETRO発表)。
わかりやすいのは世界最大級のショッピングセンターであるドバイモールだろう。ダイソーや無印良品、ロイズ、紀伊國屋書店など、有名な日系企業が進出し、ジャパニーズブランドを周知。また、ドバイモール以外では、資生堂やヨックモック、シャトレーゼ(Yatsudoki)などのメーカーも参入。
小売り以外では、トヨタをはじめとする製造業、メガバンク、大手商社、建設、物流、通信など有名どころの企業はほとんど拠点を置いており、若干ITが少ない印象。ただ、ITで言えば、Web3.0関連の個人事業主は確実に増えている。
ユニクロはドバイに進出している?
日系企業と一口に言っても、さまざまな企業がある。そのなかでも、日系企業でありながら世界的ブランドがユニクロ。ユニクロほどの企業であれば、ドバイに進出していそうなものだが、結論から言ってしまうと、ユニクロはドバイにはない。
H&MやZARAなどの世界的なファストファッションがドバイに店舗を置く一方で、ユニクロがないのは残念であり、在住者としては日本帰国の際に購入するのが“あるある”。
今後、ユニクロがドバイへ進出する可能性もゼロではないが、いつになるのかは現時点でわかっていない。
円安がメリットとなる海外での生産&販売
近年、日系企業のドバイ進出が加速している。その背景にはいくつかの理由が考えられる。日本からドバイへの移住者が増えていること、富裕層が多数存在していること、中東のみならずアフリカのマーケットも市場としてとらえられること、など。
また、日本国内の売り上げよりもすでに海外での売り上げ比率が高い企業も多く、海外生産&販売=ドル決済により、円安のメリットを享受している企業ではポートフォリオ形成としても、中東・アフリカ進出を視野に入れるのは想像に難くない。
何よりも設立がしやすい環境が整っているドバイに注目が集まるのは必至であり、今後の大きな流れとしては、中小企業のさらなる進出が期待される。
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