ドバイ会計士のビジネス最前線「厳格化されるIFZA法人の最新コンプライアンス事情」

比較的簡易かつ安価に設立できたことで、多くの日本人にも選ばれてきたドバイのIFZA(International Free Zone Authority)法人ですが、近年はコンプライアンス、財務諸表、アンチ・マネーロンダリング防止関連の規制が急速に強化されています。背景には、2024年からIFZAがドバイ政府の統合管理機関であるDIEZ(Dubai Integrated Economic Zones Authority)の傘下に入り、法人管理が一元化されたことがあります。
従来はライセンス更新時も簡単な手続きで済んでいましたが、今では「監査済み財務諸表」や「厳格なAML関連書類(受益者情報登録、疑わしい取引報告など)」の定期提出が必須となり、未提出の場合は罰金やライセンス更新拒否、事業停止など厳しいペナルティの対象となっています。
今後、こうした規制強化が他のフリーゾーンにも拡大する可能性はありますが、多くの日系企業に選ばれることの多かったIFZAが厳格な報告義務・監査制度の対象となってきていることが重要です。「ドバイは簡単」「監査不要」といった過去の認識は通用しなくなりつつあり、今後は最新規則や提出義務を専門家と確認しつつ、遅れや違反のないよう十分な対策が求められてくるでしょう。

岡本信吾
Alwasiq Management consultantsジャパンデスク、公認会計士(CPA)。大手監査法人(EY)で5年間勤務後に独立し、東京都港区で税理士法人を開業。現在はドバイの日系企業向けに会計・税務サービスを提供している。
shingo@alwasiq.net
Alwasiq Management consultants
ドバイのビジネスベイにオフィスをかまえるドバイの会計事務所。ジャパンデスクを有し、100社を超える日系企業の税務アドバイザリーを行っている。
https://alwasiq.net/jp/




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