UAE財務省、IMFと経済強靱性強化を議論

アラブ首長国連邦(UAE)財務省は10月23日、IMF(国際通貨基金)およびザイード大学と協力し、「不確実な世界における経済の強靱性」をテーマとした学生向けセッションを同大学ドバイ校で開催した。金融や経済、経営、コミュニケーションを専攻する国内各大学の学生約150人が参加した。
財務省のユーニス・ハージ・アルフーリ次官は冒頭、「UAEは柔軟性と先見性に基づく経済モデルを構築し、成長と財政規律のバランスを確保してきた」と説明。中長期的な財政計画策定や公共支出効率化、所得多角化、起業支援などが持続的成長の鍵になると強調した。
IMF中東・中央アジア局のジハード・アズール局長は、地域経済が外部ショックへの耐性を強めていると指摘。若年層向け雇用創出、生産性向上、政策枠組み改善の必要性に言及し、デジタル変革とAI投資が競争力を左右すると述べた。
ザイード大学のマイケル・アレン副学長代行は、政策立案者と学生の対話機会が「理論と実践を結びつける場」だと歓迎し、経済意識の醸成が次世代育成につながると語った。
© WAM




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