ドバイのブルジュハリファとは? その歴史や建築物としての魅力に迫る
ドバイの象徴、ブルジュハリファの魅力を深掘り。世界最高峰のビルとしての地位だけでなく、その建築美や文化的意義を紹介。イスラム建築の影響を受けたデザインと、ドバイ経済への影響を探る。
世界最高峰のビルと言われるブルジュハリファとは?
世界最高峰のビルと言われているのが、ドバイのBurj Khalifa(ブルジュハリファ)。828メートル、206階建て(一般入場不可)という圧倒的な高さで、ドバイのどこにいてもその存在を意識させられる、いわばドバイの象徴。映画「ミッション:インポッシブル ゴースト・プロトコル」で、トム・クルーズがスタントなしのアクションを披露したシーンとして記憶している方も多いはず。
ブルジュハリファ自体が世界最高峰のビルだということもあり、122階にある「アトモスフィア」というレストランは世界で最も高いところに位置するレストランとして知られる。また、148階の展望デッキ「アット・ザ・トップスカイ」は、世界で最も高い位置にある展望デッキとして有名。また、当然ながら、エレベーターにおいても世界最長の移動距離を誇る。
お得な情報としては、ブルジュハリファの入場チケット購入の際、JCBカードを利用すると半額になるというキャンペーンを実施中(2024年3月現在)。事前購入が必要なため、観光する前に確認しておいてほしい。
ロケーションはドバイ国際空港から、渋滞がなければ車で20分〜25分ほどで、ダウンタウンに位置している。多くの観光客はダウンタウン、もしくはマリーナ地区にホテルを取ることが多く、マリーナ地区からだと車で40分ほど。ダウンタウン、マリーナ地区ともに16時30分を過ぎると渋滞がひどくなるため、夕方での移動時間は考慮に入れておくのが無難。場合によっては、メトロを利用するのもいい。
ブルジュハリファの成り立ち
ブルジュハリファの「ブルジュ」は、アラビア語で「塔、タワー」を指す。「ハリファ」は「後継者、代理人」という意味の男性名で、具体的には建設に大きく貢献したアラブ首長国連邦第2代大統領の名前に由来する。
元々、ブルジュハリファの建設は、一大プロジェクトだった。その背景には石油依存の体制から脱却し、サービスや観光を含む多様化を目指す政府の方針があったと言われている。
世界最高峰のビルであるブルジュハリファ自体がドバイにとっては観光PRのシンボルであり、実際周辺のドバイモールなどに人が多く流れ、ショッピングに勤しんでいる。ブルジュハリファの経済効果は大きく、狙い通りの結果になっていると言えるだろう。
ブルジュハリファの建築物としての魅力
ドバイのブルジュハリファというと、やはりその高さばかりが取り上げられがち。しかしながら、ブルジュハリファの建築物としての魅力にもぜひ目を向けてもらいたい。
ブルジュハリファはイスラム建築で表現される柄からデザインされ、文化的な要素や歴史的な要素が多分に盛り込まれている。また、ブルジュハリファのビルが持つ3つの切り欠きは砂漠の花として知られているヒメノカリスからのインスパイアされているという。
地上から見上げると、建物はイスラム建築のオニオンドームを連想させ、細かなところから全体像までこだわりが散りばめられている。
明るい時間に眺めるのも魅力的だが、夜はドバイモールに併設するレストランやバーからファウンテンショーを見ることができる。食事とともに優雅な時間を過ごすのは、ドバイ観光の目玉の一つとなっている。
ファウンテンショーの詳細は別記事にて紹介しているので、そちらも参考にしてほしい。
ドバイのファウンテンはどこから見るのがベスト? レストランも紹介
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