購入前に押さえておきたいドバイ不動産用語

不動産エージェントにお任せする場合にも、最低限押さえておきたい基礎知識をピックアップ。賢く選ぶためのリテラシーを身につけて購入に臨みたい。

オフプラン(Off-Plan)

未完成の新築物件(プレビルド)のこと。現在ドバイで売れている不動産の約65%がオフプラン。ほとんどの場合、分割払いが前提で、現地でローンを組む必要がないことから、非居住者が購入するのは特にオフプランである。最大のメリットは、初期投資を低く抑え、完成時には資産価値の上昇が見込めること。公表段階で購入すれば、同エリアのリノベ物件より安く購入できることもある。最先端のデザインや設備を自分のものにできるという利点も。50%支払い完了時点での短期転売が認められるケースもあるが、完成前に手放す人はそうそういないのでリセール案件には注意が必要。

レディ(Ready)

完成済の新築物件。即入居、即賃貸可能で、物件を自分の目で見て選べる安心感は大きい。ただし価格は高めで、人気物件はオフプランで売れてしまうゆえに供給も限られる。

リセール(Resale)

完成前物件の転売または完成済みの中古物件。2025年現在、中期居住者が多くさまざまな在庫が多いJVCや、ファミリー層に人気のドバイヒルズで堅調な価格上昇率を見せている。リセールだからこそ、価格交渉の余地もある。周辺環境が成熟しているので、すぐに移住または運用したい場合には一番の選択肢。築年数や修繕履歴の確認は必須だ。

リドバイ不動産規制庁ル(RERA)

デベロッパー、仲介会社、管理会社、不動産オーナーなど不動産に関わるすべての業者を所轄する、ドバイ土地局(DLD)直轄の組織。ドバイにおける不動産取り引きはすべてRERAの管理下で行われ、購入も賃貸もRERA発行の書類をもって公的に承認される。エスクロー口座を監視するのもRERA。不動産エージェントの研修や、日本の宅建資格に相当するライセンスの登録・管理も行なっており、仲介を受ける際にはRERAが発行するライセンスを持った正式な不動産仲介業者ならびにエージェントであることを確認したい。

また、利益を出すには、適正価格で買えたかどうかが当然重要となります。物件の発売時期とスタート価格は確認必須。発売後しばらく経っても購入できる部屋は、価格・眺望などの条件が望ましくない可能性もあるためです(もちろん、いい部屋と出会えることもあります)。同じエリアの同様の物件と比較して、相場から外れていないかもチェックしましょう。DXB Interac(t ドバイ土地局の不動産データを分析とともに提供するデジタルプラットフォーム)で誰でも取引履歴や価格トレンドが見られますし、ご不明点を私にLINEで相談いただければお答えもできます。

エスクロー制度(Escrow Law)

オフプランの最大のリスクは、デベロッパーの倒産など不測の事態により、投資額すべてを失ってしまうこと。これを防ぐのがエスクロー法で、不動産購入者からの入金はいったん政府監視のエスクロー口座で管理され、建設状況に応じ、口座から資金を引き出す形で建設が進められる。万が一、デベロッパーが倒産した場合には、デベロッパーと省庁の協議に基づき、購入者に支払いが戻される(全額ではない場合もある)。

イジャリー(Ejari)

ドバイ不動産規制庁(RERA)が管轄する、賃貸契約の電子登記システム。登録がないと契約は法的保護を受けられず、水道・電気などの公共サービスも使用できない。なお、貸主の基礎知識として、賃料を上げたいときは、RERAレンタル指数に基づき最大20%まで段階的な値上げが認められるが、契約開始から2年間は不可で、90日前の書面通知が必要。また、退去通知は90日前に交証つきで送付しなければならない。

ドバイ土地局(DLD)

ドバイ政府の管轄下にある不動産行政機関で、不動産の売買・登記・規制・監督を担う中枢組織。不動産法を整備し、賃貸契約のトラブルなど紛争解決も傘下のRDC (Rental Dispute Centre)を介して対応。

フォーム A(Form A)

不動産エージェントと売り手の間の契約。エージェントを通じて不動産を売却する際、これを交わすが、売却代金を受け取るには登記上の所有者本人のUAE国内銀行口座が必要。

フォーム B(Form B)

不動産エージェントと買い手の間の契約。

フォーム F(Form F)

不動産の売り手と買い手の間の契約。