注目すべきドバイの不動産エリア

2033年までにGDP、40年までには人口の倍増を掲げるドバイでは、都市構造・インフラ整備が急速に進んでいる。新興エリアに登場するオフプラン(未完成)物件には、メトロ新線や商業・レジャー施設の開発が重なり、資産価値の上昇や安定収益が期待できる。外国直接投資(FDI)の引き上げによる不動産への資金流入加速もこれを後押しするだろう。注目すべきエリアを紹介する。

ドバイクリークを取り巻く新都心エリア

ドバイの歴史を刻むデイラ地区から、フラミンゴが生息する湿地帯ラッセルコーまで続くエリアは、2010年代の延伸工事により13km延長、全長27kmに拡張され、ぺルシャ湾へと注ぐ運河として再構築された。クリーク沿いでは再開発が進み、ダウンタウンに次ぐ新たな観光・ビジネス拠点として期待が寄せられている。

[1]ドバイクリークハーバー

ブルジュハリファと対になる超高層「クリークタワー」や巨大モール「ドバイ・スクエア」が計画され、第2の都心として整備中。スマートシティ構想が進行しており、先進技術を利用した便利なウォーターフロント型都市へと進化中。

[2]アル・ジャダフ

伝統的なダウ船建造の拠点であった場所で、医療施設とともに住宅開発が進む「ドバイ・ヘルスケア・シティ・フェイズII」や、生活圏内にアート施設、図書館などが揃う「ジャダフ・ウォーターフロント」などのプロジェクトが進行中。

[3]ブカドラ

ドバイクリークの南側で、主要道路の交差点に位置する便利な住宅拡張ゾーン。ゴルフ場・公園・スポーツ施設など豊かな生活インフラの整備予定。水辺の静かな景観が魅力で水辺の静かな景観が魅力で、禅ガーデンを備える「ショーバ330」などが注目される。

即収益化を狙うなら既存の主要エリア

観光・ビジネス・短期滞在者が集中する成熟エリアは、賃貸需要が高く賃料水準も安定。下記エリアは中古物件を狙うのによいのはもちろん、それぞれで新たな建設プロジェクトも活発に進行している。

[4]ダウンタウン

現在のドバイを代表するエリアで、高価格帯ながらも流動性が高い。高級感あるガラスファサードを擁する「バカラ・レジデンス」やブランドコラボの「メルセデスベンツ・プレイス」、ブルジュハリファの正面に建つ「バージュロワイヤル」など注目の新物件も。

[5]DIFC

国際金融フリーゾーンで、オフィス併設型レジデンスや短期賃貸向け物件が人気。空室率が低く安定収益が見込める。有名建築家物件が多く、フォーシーズンス・プライベート・レジデンスなどのホテルブランド物件の予定されている。

[6]ドバイマリーナ

徒歩または路面電車での移動圏内に大型商業施設、スーパーマーケット、飲食店が立ち並び、日本人駐在員の生活拠点としても人気のエリア。ドバイの優雅さを象徴するエリアとしても知られ、物件価格も比較的高い。

新たに広がる個性豊かなコミュニティ

ドバイランドやドバイサウスなどの新興エリアは、グリーン都市構想によるプレミアム化を進め、街全体で資産価値を高める計画が進行中。各エリアには固有の魅力があり、価格帯・居住層・将来性が異なるため、分散投資の選択肢としても有望だ。

[7]ドバイヒルズ

2019年から居住がスタートし現在も開発中。新興の中でも突出した人気を誇る、家族連れにやさしい住宅コミュニティ。緑溢れるランドスケープの中に、公園、ゴルフコース、ジョギングコース、ピクニックエリアなどの施設を整備。学校、病院、大型モールも揃う。

[8]ドバイマリタイムシティ

港湾・海運の複合エリアにブランド物件が続々登場中。海事産業特化型の経済特区に建つ職住近接型の住宅となるため、今後の値上がりが期待される。ランドマークのDMCタワーは、日本の建築会社・日建設計が手掛けた。