UAEの衛星、MBZ-SATとEtihad-SATが初画像を公開

モハメド・ビン・ラシッド宇宙センター（MBRSC）は10月7日、光学衛星「MBZ-SAT」と合成開口レーダー（SAR）衛星「Etihad-SAT」が撮影した初の地球画像を公開した。

MBZ-SATは、2025年1月に打ち上げられた光学観測衛星で中東地域で最も高性能なカメラを搭載。ムハンマド大統領にちなんで命名された。Etihad-SATは3月に打ち上げられたMBRSC初のSAR衛星で、天候や昼夜を問わず高解像度データの取得が可能。両衛星を組み合わせることで、災害対応、スマート農業、インフラ整備など幅広い分野での応用が期待される。MBRSCのハマド・オベイド・アル・マンスーリ会長は「光学とレーダーの融合により、UAEは地球規模の課題に革新的な解決策を提供できる」と期待を示した。

両衛星のデータはAIで解析され、精度と処理速度を向上。MBRSCは、UAEが宇宙技術分野で世界をリードし、気候変動や食料安全保障など地球規模の課題解決に貢献する姿勢を改めて示した。

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