UAE、民事訴訟法を改正。司法手続の迅速化と専門性を強化

UAE政府は、民事訴訟法の複数条項を改正する連邦法令を公布し、民事司法手続の構造改革と現代的な司法基準への適合に向けた大きな前進を図った。

改正された法令では、相続裁判所の設置を当事者同意なしで連邦司法評議会議長または地方司法当局の決定により直接可能とし、相続紛争の迅速解決と手続簡素化を促進する。また、民事・商事分野で当事者の合意に基づく専門裁判所の設置も認められ、紛争処理の効率と専門性向上につながる。

さらに、裁判所は国内外の専門家を任命して報告書を作成・検証させる権限が強化され、必要に応じて説明や補正も求められるなど、技術的根拠に基づく判断の精度向上が図られた。

手続面では、控訴理由や判決日、請求内容を控訴状に明示することを義務化し、不備があれば控訴不適法となる。これにより従来認められていた「初回期日での追完」が廃止され、控訴の厳格性が高まった。

© WAM

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