ドバイ、スポーツ・エンターテインメント専用フリーゾーンを創設

3月17日、ジェトロ・ドバイ事務所が報じたところによると、アラブ首長国連邦（UAE）のドバイ政府は3月11日、スポーツとエンターテインメントに特化したフリーゾーン「国際スポーツ・エンターテインメントゾーン（ISEZA）」の創設を発表した。これはドバイ・ワールド・トレード・センター（DWTC）フリーゾーン内に置かれ、スポーツやエンターテインメント関連事業のライセンス取得を促進する世界初の取り組みとなっている。

ISEZAは、スポーツマネジメント、イベント運営、メディア、タレントエージェンシーなどの業種を誘致し、eスポーツやスポーツテクノロジー、ファン・トークンといった新興分野も支援。対象となる事業者は、スポーツリーグやフランチャイズ、アーティスト、インフルエンサー、クリエイティブ産業の専門家など幅広い。

ドバイ政府によれば、同国のスポーツ産業は年間約25億ドルの規模に達し、ISEZAの設立で業界の成長と国際的なハブ化を加速させることを目指す。さらに、ドバイではすでにインフルエンサービザ制度が導入されており、コンテンツクリエーターなどが最長10年間のビザを取得できる制度も整備されている。