ドバイで和牛の輸入から販売まで担うTKI WAGYU TRADING。自社で加工、食品製造も

UAEで活躍する企業・サービスを紹介するNotable Company in UAE。第1回は、日本から和牛「黒樺牛」を輸入し、同地で加工・販売を行うTKI WAGYU TRADING。日本で3社目のハラール認証を取得した畜場・熊本中央食肉センターから黒樺牛がUAEのユーザーに届くまでの詳細をお届けする。

ハラール認証を取得した高品質な和牛ブランド「黒樺牛」を提供するTKI WAGYU TRADING。工場説明の前に、まずは黒樺牛を紹介する。

黒樺牛とは、熊本県と宮崎県の県境に位置する矢岳牧場で育成される和牛ブランド。長期母乳育成法と自然な成長サイクルを重視し、飼料には遺伝子組み換えをしていないトウモロコシを使用、肉質が非常に柔らかく、豊かな風味と細かな霜降りが特徴で、ステーキやすき焼き、しゃぶしゃぶなどに最適。

工場では、セカンダリーパーツを含め、和牛全体を無駄なく使用する。リブアイ、サーロインなどの主要部位だけでなく、スライスなどの加工品として提供し、顧客の要望にはセンチ単位の指定も受け付けている。シェア拡大を目指し、将来的にはより大きな工場への移転を検討中

同社のミッションは中東で和牛文化を広めること。マーケットターゲットはレストラン、ホテル、スーパーなどで、現在は約200の取引先を有する。工場には約60トンの食材をストック可能で、2ヵ月に1回、日本からコンテナで輸入し、現在ドバイへの和牛輸出の6割を担っている。

敷地内にはウォークインチラーが2個、ウォークインフリーザーが3個あり、ほかにもイギリス製の特注冷凍庫や日本製スライサー、イタリア製電ノコなど品質を保つための投資に余念がない。また、品質管理に厳しい体制を敷き、ドバイ市庁食品管理局の衛生基準の最上評価であるAゴールドを受けている

セントラルキッチンがあり、オリジナル製品のほか、現在はカルフールやWe mart、1004といったスーパーでも販売予定。今後はBtoCも注力し、ECの強化やスーパー向け加工品の展開を進め、食文化の拡大を狙う。

中東・北アフリカでの和牛文化の普及を目指し、将来的にはクウェートやサウジアラビアでの市場開拓も視野に入れている。

2024年7月には、農林水産大臣の坂本哲志氏が同社工場を見学。和牛の輸出促進に向けて意見交換を行った

TKI WAGYU TRADINGではオンラインショップを開設。自宅用にステーキ、しゃぶしゃぶ、焼肉、カツサンド、バーガーパティ、ミンチ肉などを加工・販売している。
https://tki-wagyu.shop/
業務用のお問い合わせは、公式ウェブサイト https://wagyu-japan-tki.com/ にて。メール member@tki-trading.com


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