ドバイが目指すスマートシティとは? 最先端技術を感じるスポット2選

ドバイはテクノロジーの発展に国をあげて注力しており、その成長は目覚ましい。技術が発展する環境を整えるためにフリーゾーンが多数用意され、日本の企業や起業家の進出も年々増加している。

今回は、ドバイの目指すスマートシティとは何か、最先端技術を感じるスポットはどこなのかを見ていく。

スマートシティとは?

スマートシティとは、Society5.0に一番近い都市のことを指す。

Society5.0はサイバー空間と物理空間を融合させたシステムにより、経済の発展と社会的課題の解決を両立する社会のこと。ICTなどの新技術を活用してマネジメント(計画、整備、整理、管理、運営等)を行い、都市や地域の課題解決や、新たな価値の創出を目標としている。

ドバイの最先端技術を感じるスポット  

最先端技術を感じられるスポットはいくつかあるが、今回はその中の2つを紹介する。

ドバイ・シリコン・オアシス

ドバイ・シリコン・オアシスは最新テクノロジー産業の促進を目的に2005年にスタートした街のように大きなIT施設。敷地内にはさまざまな企業が入居し、主に産業・教育・商業・生活・移住の5つのフロアに分かれ、延べ9万人が暮らしている。

同施設はビジネスだけではなく生活も可能で、「デジタルパーク」と呼ばれるオフィススペースと、「フリースペース」と呼ばれるテクノロジーパークに分かれている。テクノロジーパークでは学校やスーパー、医療施設などもあり、生活のすべてをここで完結する。

ドバイ・インターネット・シティ

ドバイ・インターネット・シティはインターネット関連に特化したフリーゾーン。特に、近年はWeb3.0の発展に力をいれているため注目されているエリアとなっている。

ここでは100%外資で法人を設立でき、法人にとってのメリットが多いため、起業家に注目されている。現在は、850社以上が入居しており、マイクロソフトやIBMなどの大手企業も進出。インターネットの最先端を見たいという方には最適なゾーンだろう。観光用のホテルも多数用意されている。

現在、ドバイでは自動運転化に注力している。2030年までに交通トラフィックの1/4の自動化を目標としており、実用化に取り組んでいる最中。この目標が実現されると生産性の向上、交通費削減、空気汚染率の減少など環境への配慮が可能となり、国家戦略として大きな期待が寄せられている。

まとめ

このように、スマートシティはテクノロジー促進のため、街ぐるみでIT施設を強化した地域であり、現在もその規模を拡大している。最新技術を感じたいときは、ドバイ・シリコン・オアシスとドバイ・インターネット・シティを訪れてみるといい。

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