ドバイ大手銀行、2026年の世界投資見通し発表

ドバイ政府系の大手銀行エミレーツNBDは2月2日、2026年の世界投資見通し「Eyes Wide Open」を発表した。ドバイ・コマーシティで開かれたメディア向け説明会で、同社ウェルスマネジメント部門のモーリス・グラビエ最高投資責任者(CIO)が概要を説明した。

グラビエ氏は2025年を振り返り、前年の投資テーマ「Winds of Change」に基づく明確な戦略が奏功し、ドルベースで13%〜20%の高い運用成果を達成したと指摘。「当社の戦略は、これまでで最大の差で世界の同業を上回った」と強調した。

一方、2026年については、AIを軸とするディープテックの進展と地政学的対立の激化により、長期的な投資機会と同時にリスクも拡大すると分析。財政や社会の制約、株式評価や政府債務といった「限界」が試され、投資家心理も揺さぶられると警告した。

投資テーマとしては、金、AI、新興国市場を引き続き重視しつつ、「警戒と選別」が不可欠だと指摘。戦略的資産配分を見直し、3年、5年、7年といった期間ごとに資本保全を重視したポートフォリオを構築したと説明した。全体としては年初を中心に前向きなリターンを見込むものの、個別資産の精緻な分析が重要になるとの見解を示した。

© WAM

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