ドバイの産業構造と株式。経済を支える3つの柱とは?

ドバイは2000年以降成長を続け、貿易やITビジネスなどの中東の中心地となりつつある。しかし、「アラブ首長国連邦なので石油産業が盛んなのでは?」「観光業じゃないの?」と気になる方も多いだろう。今回は、ドバイの産業構造を詳しく見ていこう。

ドバイの産業構造  

ドバイの経済は貿易、観光、金融業務の3つの柱を中心に成り立っており、資源産業の規模は小さいながらも存在する。この項では、3つの柱について詳しく見ていこう。

貿易

ドバイは中東地域の中心となる物流ハブ。そのため国に関わらず多くの企業が、購買意欲の旺盛な中東やアフリカをターゲットにビジネスを行っている。空港、港湾、倉庫と言った物流機能が充実し、世界各地のメーカーを支える重要な役割を担っている。

観光

ドバイは人口の約9割が外国人であり、ドバイだけで年間1,600万人の観光客が訪れる。そのため、外国人観光客に向けたホテルの整備や、航空路線の拡充が現在もなお続いている。欧米や日本、近隣国からの買い物ツアー客をターゲットにしたショッピング施設や豪華リゾートホテル、マリンスポーツも充実し、ドバイの観光業は今や世界中から注目を集めている。

2020年には中東地域で初となるドバイ国際博覧会が開催。コロナ禍の影響はありながら、2,400万人を動員する大成功の催しとなった。

金融

ドバイは中東の金融センターとして位置づけられ、世界中の主要な機関が拠点を構えている。日本からは三菱UFJ銀行や三井住友銀行、みずほ銀行など大手銀行が参入している。

ドバイの株式は買えるのか?  

続いて、ドバイの株式を見ていこう。結論から言うと、ドバイの株式は購入が可能。しかし、現在取り扱っているのはニュース証券のみ。投資信託では、ドバイ・アブダビファンドがあるが、運用実績が思わしくないため、あまり購入はおすすめしない。

現地に住んでいる場合は個人口座を作れば、その銀行から証券口座を開設でき、株式の購入も可能だ。

今回はドバイの中心となっている産業、株式をまとめた。現在もドバイでは、ITや仮想通貨などのビジネスが成長中であり、今後の経済成長についても目が離せないだろう。

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