「日本の食とグローバル化」〜和食のチカラ。UAE市場を拓く

皆さんは日々接している「食」について、どのようなお考えをお持ちでしょうか。「グルメなんです!」という方もいらっしゃれば、「食べられればいいんだよ」という方もおられるでしょう。「料理が大好きです」と目を輝かせる方もいれば、料理は苦手で外食やお弁当の購入がほとんどという方もおられるはずです。とはいえ「食」は毎日の暮らしに欠かせない、生命維持の基本。まったく関心なしというわけにはいかないのではないでしょうか。

さて、そうしたさまざまな向き合い方がある中で、私たちの「日本の食」は世界においてどのような位置づけにあるのでしょうか。例えば訪日外国人が日本を訪れる目的を調査すると、「日本の食を味わいたい・購入したい」という項目が常に上位を占めます。また本コラムでものちに触れますが、日本の農林水産物・食品の輸出額は年々増加を続け、2025年末には1.7兆円を記録しました。このように日本の「食」は世界各国で着実に受け入れられており、一言でいえば「我が国の貴重かつ重要な産業資産」であると私は考えています。

今後も世界の人々の理解を深め、国内外でさらなる消費拡大につなげるためには、どのような取り組みが求められるのでしょうか。本コラムでは「食」という産業の競争力を高めるための考え方を、お示ししてまいります。

北川浩伸
1989年日本貿易振興会(ジェトロ)〈現・日本貿易振興機構〉入会。現在、ハリウッド大学院大学教授、実践女子大学客員教授。公益社団法人ベトナム協会理事など公職多数。rollo43@me.com

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