アブダビ司法局、デジタル認証利用405%増 電子化が加速

アブダビ司法局(ADJD)はは6月16日、2026年第1四半期(1~3月)のデジタル認証サービス利用件数が63万7,000件に達し、前年同期比で405%増加したと発表した。デジタル司法サービスの利用拡大と、同局の電子司法システムの高度化が背景にある。

四半期業績報告によると、民事・刑事分野の電子申請件数は22万3,000件を超え、前年同期比6%増加した。このうち民事案件が約19万5,000件、刑事案件が約2万7,000件だった。

また、オンラインによる遠隔審理は15万3,000件実施され、前年同期比16%増加した。司法手続きのデジタル化を推進し、国際的な先進事例の導入を進めているという。

執行手続きの分野では、自動化システムを活用し、5,403件の執行命令取消決定を発出した。電子的な処理体制により、手続きの迅速化と業務効率化を図っている。

代替的紛争解決(ADR)の推進にも取り組み、第1四半期には調停や和解を通じて2,825件の案件を解決した。前年同期比14%増となり、訴訟に代わる円満な紛争解決手段への利用が拡大している。

家族問題に関するサービスでは、2,835件の家庭紛争を扱い、148件のオンライン法律相談を実施した。また、3,511回の家族調停・面会関連審理を行い、6,586件の子どもの面会命令を執行した。

公証業務では、公証人による取引件数が2万1,814件、民間公証人による取引が5,000件超、認証手続きは1万1,621件に達した。

 同局は、デジタル技術の活用により司法サービスの効率化と利便性向上を進めるとともに、増加する法務需要に対応していく方針を示している。

© WAM

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