「日本の食、組み合わせで世界へ」〜和食のチカラ。UAE市場を拓く

「日本の食」を海外に売り込みたいという話題はそこかしこであります。しかし、何人かと議論をすると、なんとなく話がすれ違うこともあるでしょう。「食といえば和食だよ」、「いやいやカレーやラーメンが人気。もっとPRしよう!」という声、「日本のお菓子はインバウンドで売れているよ」との指摘も。このように日本の食は幅が広く、コンテンツも多様です。

南北に長い地形、四季折々の気候、海・川・湖や山林などの恵まれた自然。各地でさまざまな素材を活用した食べ物が作られることは当然として、海外からの食文化を受け入れて工夫を施す柔軟性、新しい食を生み出す創造力もあります。食は力強い日本の産業資源です。

海外の皆さんに一層日本の食の魅力を理解してもらうには、一つの食の分野に目を奪われることなく、商材を組み合わせつつ、付加価値を最大化する幅広い視点が必要です。例えば「日本酒と料理の妙を組み合わせるペアリング(あるいはマリアージュ)」や「日本の優れたパティシエと日本産の素材を活用したスウィーツの開発」などはわかりやすい例です。私たち自身の創造力次第で食の産業はさらなるビジネスチャンスをグローバルに生む可能性を秘めています。

北川浩伸
1989年日本貿易振興会(ジェトロ)〈現・日本貿易振興機構〉入会。現在、ハリウッド大学院大学教授、実践女子大学客員教授。公益社団法人ベトナム協会理事など公職多数。rollo43@me.com

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